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ドクターコラムDOCTOR’S COLUMN

大人になってから矯正する際に気をつけること

2016年05月31日

女性が悩みやすい外見コンプレックスでも挙げられやすい八重歯や出っ歯を矯正する歯の治療は、

顎の発達が既に完了した大人の年齢でもスタートできます。

先ず歯列が改善されると、今までブラッシングが十分行き届かなかった部分もスムーズに歯磨きができるようになるので、

歯の健康に多大な良い影響を及ぼしてくれる事は間違いありません。

外見にも自信が持てて小顔効果もある歯の矯正ですが、実は大人になってから初治療を始める場合は、

子供の年齢で行うのとは違い、幾つかリスクを伴う注意点がある事も忘れてはいけません。

特に普段から甘い物好きで食後のマウスウォッシュを怠りがちな人は、ただでさえ人並みより虫歯になる確率が高く、

銀やセラミックなどの被せ物の数が既に多い事が考えられます。

従って歯の矯正をする事で既存の詰め物のサイズが合わなくなって取れやすくなったり、

同時に虫歯や歯周病が進行してる時は症状の悪化が更に早まる可能性もあるので、

必ずこまめに定期健診を受けて口内環境を綺麗に整えてから治療する事がお勧めです。

又、歯の矯正治療を成功させるには少なくとも1年、2年以上と長い期間を要するのが通常ですから、

噛み合わせや顔の骨格の将来の変化なども綿密に計算した上で、治療計画を慎重に見積もる必要があります。

とりわけ大人になってからの歯の矯正治療は費用や心身負担も大きく掛かりやすいので、

くれぐれも矯正治療だけに特化している経験豊かな専門医を是非選び、丁寧なカウンセリングを受けるようにしましょう。

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