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インビザラインの治療はどのくらいの時間がかかるのか

2018年04月28日

インビザラインの治療はどのくらいの時間がかかるのか

 

 

1.インビザラインの治療期間

 

 

インビザラインによる歯列矯正はどのくらいの期間が必要なのか、ワイヤー矯正と比べると、治療期間がどのくらい違うのかなど、インビザラインによる治療期間について気になる方もいらっしゃることと思います。

 

インビザラインでの治療期間は、歯並びの状態や抜歯の有無、虫歯治療や歯周病治療の有無などでも違いが出てきます。またインビザラインにはフル矯正、軽度の症例に対応するインビザライン・ライト、そしてインビザラインによる部分矯正があり、どの治療法を行うかによっても治療期間は変わってきます。治療方法は精密検査の結果により決定し、患者様に説明をいたします。

 

 

  • インビザライン(フル)の場合
    ・・・歯を全て動かすため、およそ1~3年ほどかかります
  • ンビザライン・ライト、部分矯正の場合
    ・・・程度の軽いケースや部分的に歯並びを整える場合、早ければ数ヶ月で治療を終える場合もあります。

 

 

例えば出っ歯でお悩みの場合、治療の選択肢として通常のワイヤー矯正による治療法、裏側に矯正装置を装着する裏側矯正、インプラント矯正、そしてインビザラインがあり、それぞれの治療法により歯の動き具合も異なってきます。

 

一般的にはインビザラインなどのマウスピース矯正はワイヤー矯正よりも治療期間が短い傾向にあり、インビザラインの場合、抜歯を伴わない程度の出っ歯ならおよそ12ヶ月前後ではないかと思われます。ワイヤー矯正はインビザラインに比べると治療期間が長く、裏側矯正はそれよりも更に時間がかかるでしょう。

 

インプラント矯正は治療期間が短くて済みますが、インプラント矯正装置を歯ぐきに取り付けるなどの手間がかかることがデメリットです。インビザラインは精密検査で得た口腔内のデータをクリンチェックと呼ばれる特殊なソフトにより、綿密な治療計画を立てて歯並びを整えていきます。

 

その際最初に型取りしたものからアライナー(インビザライン治療で使う、取り外し式の透明マウスピース)を作製し、2週間に一度のペースでアライナーを交換しながら少しずつ歯並びを整えていきます。

 

患者さんの口腔内の状態により、必要なアライナーの枚数も変わってきます。つまり少ない枚数で済む人もあれば、30枚以上のアライナーが必要な人など様々です。しかし従来のワイヤー矯正に比べると治療期間は短いと考えられます。

 

と言うのも、インビザラインはゴールが明確な治療計画に沿って治療を進めていくため、予測しやすい治療法だからです。従来の矯正治療法は歯の動きが予見しにくく、およそどのくらいの期間が必要なのかがわかり辛いことに対し、インビザラインは最初のスタート地点で大方のゴールがわかっている治療法だと言えるのです。

 

 

2.その他のマウスピースを使った治療法の治療期間

 

 

 

マウスピースを使った矯正治療と言えば、インビザラインの他には「アソアライナー」がよく知られており、インビザライン同様取り外し式のマウスピース矯正です。ここでアソアライナーの特徴について少し触れておきましょう。

 

アソアライナーは矯正装置を製造する日本最大の技工所が作っているマウスピースです。およそ1ヶ月に1回型取りを行ってアライナーを作製します。その際厚みの違う3種類のアライナーを1日17時間以上装着し、10日間で新しいアライナーに交換します。

 

3種類のアライナーはそれぞれソフト、ミディアム、ハードがあり、アライナーの素材が徐々に固くなって矯正する力をコントロールする特徴を持っています。アソアライナーの場合毎月型取りを行うため、途中で虫歯治療などを行った場合でも大きな影響はありません。

 

また国内メーカーのため、型取りからアライナーの完成まで20日くらいと短いことも特徴のひとつです。

 

アソアライナーのデメリットとしては、技工士の手作業でアライナーが作られるためバラつきが生じることです。インビザラインの場合、コンピュータによってデジタル化したものを基にアライナーが作成されます。

 

また最近では光学スキャナ「iTero」が普及し、患者様にほとんど負担をかけずに精密なアライナーを造ることが可能です。アソアライナーの治療期間は、実はワイヤー矯正などと同じように予測が難しい治療法で、同じマウスピース型矯正治療でも治療期間がほぼ明確にわかるインビザラインとは異なります。

 

そのため、歯科医師も予見しにくいですが、ワイヤー矯正とほぼ同じくらいの治療期間ではないかと思われます。アソアライナー以外にも取り外し式のマウスピース矯正があり、治療期間はアソアライナーと同じくらいと予測できます。

 

 

■ インビザラインの治療前の過ごし方

 

 

 

ではインビザラインでの治療が決定した場合、済ませておくべきことなど治療前の過ごし方についてご説明します。歯並びの悩みで多いケースとして、出っ歯、ガタガタの歯並び、受け口などがあり抜歯をしなければならないのか気になるのではないでしょうか。

 

歯並びの乱れは顎の大きさと歯の大きさのバランスが問題となるため、抜歯しなければいけないケースが出てきます。インビザラインを始める前に、患者さんの歯並びをはじめとした口腔内の状況を把握するための精密検査を行います。

 

その際、抜歯の必要がある場合は抜歯を行う旨をご説明します。

 

抜歯を行わなければならないケースとして、顎の大きさに対して歯が大きく、インビザラインだけでは歯が必要なスペースに収まらないと判断された場合です。抜歯対象となる歯は歯並びの状態により異なりますが、多くは第一小臼歯です。

 

その他必要に応じて犬歯などが抜歯対象となり、歯並びに必要なスペースを確保してからインビザラインで歯を動かして歯をスペースに移動させます。特に出っ歯や八重歯が気になる場合、抜歯を行ってから矯正治療を行うことが多いでしょう。

 

このように、インビザラインを行う前に抜歯の必要があるケースは抜歯を済ませておきます。矯正治療前に虫歯や歯周病がある場合、インビザラインを行う前にまず治療を行います。

 

特に歯周病の場合、処置をしないまま矯正治療を始めると歯の根にダメージを受けて歯を失ってしまう可能性があるため、インビザラインを始める前に歯石除去や歯のクリーニングを済ませ、歯肉の状態を整えておく必要があります。

 

このように、インビザラインを始める前に必要に応じて口腔内の状態をきちんと整えておきます。

 

■ インビザラインでの治療中の過ごし方

 

インビザラインでの治療が始まったら、まず守らなければいけないことがいくつかあります。

 

 

・1日20時間以上の装着時間を厳守すること

 

治療前に説明したとおり、インビザラインで最も大切なことは装着時間です。

アライナーを1日20時間以上装着することがインビザライン治療の基本であるため、食事や歯磨きが終わったあとはすぐに装着するようにして下さい。食事だけでなく、飲み物を飲むときもアライナーを取り外す必要があります。

 

なおアライナーは食事以外や昼間だけでなく、就寝中も装着しておく必要があります。

 

 

 

・決められた日数でアライナーを交換すること

 

インビザラインは決められた日数で新しいアライナーに交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。

1週間~10日ほどで透明なアライナーに交換します。アライナーには歯が0.25㎜ずつ動くように作られており、力が加わるようになっています。

 

新しいアライナーに交換したときは、歯を締め付けるような感じや歯に力がかかっているような感触を覚えることがあります。その後歯が動く痛みを感じるかもしれませんが、痛みを感じるということは、アライナーにより力が加わって歯が少しずつ動いているということです。

 

同じアライナーをずっと装着していると歯が計画通り動きません。その分矯正治療にも時間がかかってしまうため、歯科医師から指示された日数でアライナーを交換するようにして下さい。

 

 

 

・2ヶ月に一度の通院

 

インビザラインによる矯正治療を行っている最中は、2か月ごとに歯科医師による診察を受ける必要があります。歯が順調に動いているかどうかの確認や、アライナーを新たに作り替えるための通院です。特に痛みもないから大丈夫、と思わないようにして下さい。

通院に行かないことで治療期間が延びてしまったり、アライナーを作り直す必要が出てくるなど、治療計画どおりに進まない場合があります。治療計画から大幅にずれるとお金も時間もかかってしまいます。2ヶ月に一度の通院は必ず行うようにして下さい。

 

 

・インビザラインの治療後の過ごし方

 

インビザラインによる矯正治療で歯並びや噛み合わせが綺麗に整ったあとはどのようにして過ごせば良いのでしょうか。治療計画に沿って進めてきた歯列矯正は、歯並びがきれいになったからハイおしまい、ではありません。

歯は元に戻ろうとする性質があるので、せっかく綺麗に並んだ歯が元に戻ってしまっては全てが水の泡です。ワイヤー矯正でもそうですが、矯正治療が終わったあとの保定期間の過ごし方はとても大切で、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着することで後戻りを防ぐことが可能です。

 

ではなぜ歯の後戻りがあるのでしょうか。

 

歯列矯正は、歯に負荷をかけて歯を理想の位置に導きます。しかしアライナーをはじめとした矯正装置を歯から外すと、歯は負荷から開放されて、元に戻ろうとします。

 

また舌で歯を押したり唇を噛むといったような悪癖がある場合、せっかく歯並びを綺麗に整えても不適切な力がかかり、歯並びが乱れる原因となります。特に舌で前歯を押すと出っ歯の原因となります。

 

矯正治療直後はまだ顎の骨が固まっておらず、歯を支える顎の骨が十分に固まっておらず、歯の後戻りが起きやすい状況です。綺麗に整えた歯並びを維持するためには「保定期間」がとても大切になります。矯正治療が終了してから1~2年はリテーナー(保定装置)を装着する必要があります。

 

リテーナーを装着する時間をだんだん減らしていきながら、歯が固定されるのを待ちます。補定期間は、一般的に治療と同じくらいの時間がかかると認識してください。およそ1年くらいの間は保定装置が必要となります。

 

やっとマウスピース生活が終わったのに、まだマウスピースが必要なの、と思われるかもしれませんが、歯は元に戻る性質があるため、インビザライン治療後の保定は非常に重要です。歯並びを整えた後は、必ずリテーナーを装着するようにして下さい。

 

 

 

 

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